troubleⅡ

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「なに…それ?」 僕は前姫の取り出した鏡の正体をきいた。 「記憶を吸い取る鏡…『memory・EATER』だ」 「いったい…何のために?」 悲しい顔になりながらレイが答える 「以前いやな思い出が増えすぎて気が触れてしまった『リンジュ』がいてね…だから使わなきゃならないって、最初に前姫が進言したの。」 「いやな…思い出?例えば?」 「あなたがさっき敵にやられたようなことよ」 「でも、別に僕は大丈夫だよ」 前姫が眉間に皺をよせながら答える。 「あんなことが…何回、何十回と重なったらどうなる?」 「それは…大変…かも」 「まあそうそう使うことはないさ。俺が守るよ」 その言葉はとても心強いものだった。 「ありがとう、前姫、レイちゃん」 僕はその心強い味方に感謝をした。
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