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あれから数日がたち、前姫が僕に戦闘の稽古を行うことになった。
「これより魔力の鍛錬を行う!!仕鬼、準備を」
「はい、前姫様」
「うぅ~なんで私まで…」
「まあまあ」
何故かレイちゃんも強制参加で、もう一つ、何故か仕鬼も参加している。
「ていうか、仕鬼も人じゃなかったの?」
着々と準備を進める前姫に質問してみた。
「いや、私はこいつがかわいかったから現世で拾っただけだ」
軽々しく言ってのけたけど発言があぶねえ!!
「そうそう、拾ってもらわなかったら今頃どうなってたことやら」
「何があったの?」
「ひ・み・つ」
仕鬼は人差し指を口にあて、ウウィンクしながら、なにやらすこし照れ気味でそう言った。
…なにがあったんだ?いったい。
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