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「ではまず、魔力増強の訓練」
そうそう、書き忘れていたが、
「このプールの水をに向かって炎の弾を発射しろ」
ここは前姫の家である。
「いったいどうすればいいの?」
魔法なんて使ったことがない僕と仕鬼…?
「ほら、こんなふうに」
ダンッ!
シュ~
あれ?
「…仕鬼…魔法使えたの?」
…
「ええ、教わりましたから」
「「いやいや、なんで人間が魔法つかえるのっ!?おかしいでしょ!?」」
驚く僕とレイちゃん
「病は気からと申します。魔法もまた然りです」
平然と答える仕鬼
いったいどうなっているんだ?
隣にいるレイちゃんなんて驚きすぎて白目むいて顎外して……顔が恐い…
「おい‥お前ら、」
驚いている僕達に呆れたように前姫がいった。
「「はひ?」」
それに答えるようにハモる僕達、今ならどこぞのハモり大会に出場して優勝してしまいそうだ。
「そんなに驚く事もあるまい。昔から魔法をつかえる人間はいたろ?何度か聞いたことはないか?人外の業を用いて奇跡を起こした者の話を」
前姫はまるでテストで赤点を取ってしまった生徒に説教をする先生のように言った。
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