troubleⅢ

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午後4時 「う…う~ん‥眠い‥ベッド気持ちいいし、二度寝し‥す~」 ペシッ 「痛い、寝てる人のおでこ叩かないで」 「人ん家で二度寝すんな」 「あ~ここ前姫の家か…なら二度寝…す~す~」 あまりにも起きない涼に腹を立てる前姫。 「まあ…計画の意味も込めて」 むにゅっ がばっ 「ひあっ!胸はダメ…!!」 いきなり起き上がった涼により、前姫の唇が塞がれた。 「なっ!!」 「お前はいつからホモサピエンスになった~!!」 「言葉の使い方まちがっぶはっ!!」 とっさのことで、左からくる涼のビンタを回避できず、前姫はそれをもろにくらった。 ドックン、ドックン 「はあ…はあ…僕はホモサピエンスじゃないからな‥でも‥なんで鼓動が速くなって‥」 「あいも変わらず言葉の使い方を間違ってるが、恋いじゃないのか?」 いつの間にか、ビンタで倒れていたはずの前姫の顔は涼の前にあった。 ドックンドックン 「ち‥ちち違う!い‥今のはふか‥ふかふか不可抗力で、驚いただけだから」 「じゃ、試してみるか?」 「ほえ?」 前姫はまだ動揺している涼にお姫様だっこをした。 「な‥何を…?」 「どうだ?レイ、こんなもんか?」 その言葉が合図かのように、レイがいつの間にかシャッターを切っていた。 パシャッ 「niceバカップルよ!お二人さん」 ビシッ レイは親指だけ立てた拳を前に突き出した。
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