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前姫の家
午後7:30
「食事は私が作ろう」
前姫は自信満々な様子だった。
「やった~!!」
そう叫びながら前姫にしがみついたのは意外な人物だった。
「仕鬼って…こんなキャラだったっけ?」
「…もっと落ち着いた雰囲気だと思ってた…予想外にダイタンね」
唖然とする僕とレイちゃん。
「わ!私としたことが!」
ほっぺを赤くする仕鬼…可愛い
「もしかして…2人の時はいつもこんな?」
ニヤニヤしながら質問するのはレイちゃんだ。
「ち‥ちちち違うの!!その、前姫様は私の親みたいなものだから!!つい甘えただけで…その‥わかってくれる?」
正直に全て話した!?
「いや、いつも2人だとこんなだぞ」
フォローしないんだ…前姫
「甘えん坊ちゃんなんでちゅね~?」
うわ…ひどいイジリ方…
「あなたは猫なんだからこの気持ち分かるでしょ?」
明らかに猫であるレイちゃんに期待しているが…
「あ~、私は気持ちいいから時々気まぐれで撫でたりしてもらってるだけだからね~そう言うんじゃないから」
期待はずれである。
「あ、ところで」
話を切り替えた!しかしそんな簡単に話が変わるはずが…
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