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浴場
チャポン
「いや~気持ちいい」
「本当だな」
約42度ってとこかな。
「ところでさ」
「なんだ?涼」
「今僕たち性別ちがくない?」
「今頃気づくか…」
「やっぱ前姫は冷静だね~。僕なんかレイちゃん達にお風呂誘われた時ですらバリバリ焦ったのに」
男である期間が長すぎたか…やはり女性としての自覚はまだ無いと見える。
説得、テイク1
「いっそ諦めて女の子になったらどうだ?」
「それはごめんだね。女の子だと好きな子可愛いがれないもん。男として」
説得、テイク2
「頼れる相手に甘えれるのは女性だけの特権だと思うんだが?」
「それは…まあ…」
やはり元々女性なだけはある。
が、このことはまだ内緒だ。
「男にも女にもなったから解るんだけどさ」
「なんだ?」
「前姫…本当に男?」
!?
ま、体感して解る雰囲気もあるという事だろうか。
「なんだ?愚問だな。見ての通り男だが?」
「いや、でも、じゃあこの雰囲気はどこからでてるの?」
「雰囲気なんて不確定要素だ。」
「ついでに言っちゃうとね」
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