troubleⅣ

2/38
前へ
/203ページ
次へ
「え?姉さんが帰ってくる?」 その日は朝っぱらから驚ていた。 だがその知らせに驚いたのは僕だけじゃない。 「あわわわわわ」 レイちゃんも放心状態だ。 「戦争してるんじゃ無かったの?」 そう、姉さんはたしか夫(魔王)と「WRO」とかいう組織と手を組んで戦争に行てったはず… 「終わったみたいよ?随分派手にやってきたみたいでね、気持ちいい声だったわよ」 母さんの発言はさらっと放たれたが、かなり人離れした会話だ。 「そろそろじゃないか?」 そんな不確定な…予測だけで時間が分かるわけない… ピンポーン 当たった… 「は~い、今開けま~す」 ダッダッダッダッダッ 走りゆく母さん… 「あんたの姉さんが帰ってくるってことは…魔王様もセット…?」 あの姉さんの隣にいた人…魔王だったのか…
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!

118人が本棚に入れています
本棚に追加