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美鈴「見つけたのは私だが、運んだのは朱春だ。礼は朱春にいえ。」
美鈴が良太郎の質問に答えたのは初めてだった。
良太郎「見つけてくれたのが美鈴ちゃんか。ありがとう。」
美鈴「馬鹿者!目の前で倒れられたら助けない訳があるまい。」
そう。良太郎の後ろで美鈴が歩いていて、壁に衝突し気絶した良太郎を見て情けなくなり、朱春を呼んだ。と言うことを美鈴は話してくれた。
美鈴「後で朱春にも礼を言うのだぞ。」
良太郎「分かったよ美鈴ちゃん。」
美鈴の顔が赤くなった。
美鈴「良いか!『ちゃん』を付けるな!次付けたら良太郎とは二度と口を聞かんからな!」
良太郎「分かりました。って、僕の名前覚えてくれてたんだ。」
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