第二章

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良太郎は、朱春の元へ向かった。 理由は二つあった。 一つはお礼を言いに。 そして、もう一つは… 良太郎「さっきはありがとうございました。色々と迷惑かけたみたいで。」 朱春「とんでも無いです。何とも無くて良かったですね。」 良太郎「美鈴ちゃんに怒られちゃいました。朱春に迷惑ばかりかけるな。と」 朱春「そうでしたか。別に迷惑だなんて思ってませんよ。ただ、貴方にはまだまだこの屋敷に居て貰わなければならないのですよ。」 良太郎は朱春の言った意味が分からなかった。 仕事が終わらない限り、この屋敷に居なければならない。 しかし、他の何かがあるのかな? なんて考えていた良太郎であった。 そして、朱春の部屋を出た。 良太郎「あっ!聞くの忘れた…。まぁいいや。」 まったく、どうしようも無いな。
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