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以前鷹山に何故銀星会に固執するのかと聞いたことがあったがそのとき簡単にはぐらかされてしまいその話はそこで終わってしまった。
そのときから大下の胸の中で妙なしこりが生まれた。
普段はクールな鷹山が銀星会が絡むとちょっとしたことでも熱くなる。
だから、今回のタレコミも鷹山が電話をとっていたらきっと一人で乗り込んでいただろう。
鷹山の単独行動はいつものことだが大下は今回は自分が動くことにした。
「タカ怒るだろうなぁ…。でも、誰も来る気配ないし…やっぱりガセネタか…」
時計を見てため息を吐くと突然後ろから声をかけられた。
「なんだ。一人か」
気配を感じなかったのに驚き持っていた煙草を落としすぐに振り替えり攻撃態勢にはいるがそれよりも速く頭に衝撃をくわえられよろめく。
「ぐっ…!お前…誰だ…」
硬い何かで殴られた頭からじんわりと血が滲みだし額から血が流れ頭を押さえながら相手を見上げる。
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