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中学生のさや
ラブちゃんが死んでしまってからの さやは何事にも無気力になった。
と言うか私にはそう見えた。
成績もかなり落ちてクラスで一番だった娘…
見る影もないぐらい落ちていた。
部活も前みたいに燃えなくなり、休みがちになった。
そんな娘を何とかしようと必死になり、さやと大喧嘩。
初めての取っ組み合いの喧嘩。
娘は家を飛び出して私の実家に…
そんな事が何回か続いてあんなに仲良しだったのに何故わかり合えないのか、私の育て方が間違っていたのか。
悩んで眠れない日が続いた。
そんなある日またいつもみたいに喧嘩。
それまで喧嘩して『さやの思う事をお母さんに言って』
と言っても何も言わなかったさやが初めて口を開いた
『お母さんの人生はどんなんやったか知らんけど、私は私なんや。自分の考えで行動したい』
私は自分がした失敗を娘にさせたく無かった。
自分が味わった苦しみを…
でも、それが負担やったんやね。
それから娘と話し合い私も子供達を見守って行動する事を約束した。
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