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『サヤカちゃん用意できた?』
『うん、行こ!』
俺は響との打ち合わせ通りサヤカちゃんを起こして俺の家に向かう筈だった、だがマンションを出た時に・・・
一発の銃声を聞いた。
響き渡る銃声に響の身の危険を感じた。
『サヤカちゃん!』
『うん!行こう!』
目的地とは逆、北へ、響の所へ走った。
なんだ?
どうなった?
確か・・・俺は・・・
思い出せ!
撃てたのに撃てなくて・・・
槍がこっちに来た時に・・・そうか・・・。
ビビって固まった拍子で撃ったのか俺は・・・
誰かが呼ぶ声がする。
『響!』
『三神君!』
二人が駆けてくるのを見つける、あれ?確か雄二の家に向かった筈じゃ・・・?
『雄二・・・』
しかし雄二は俺の後ろに倒れてる抜け殻に気が付いたのだろう。
『・・・サヤカちゃんストップ!』
『え!え?』
なにやら戸惑っているサヤカを静止させる。おそらくまだこの先にあるものに気が付いていないのだろう。
『話は家で聞く。今は急ごう!』
『・・・あぁ。』
雄二の家に上がり休憩をもらった俺は既に限界に来ていた体と疲れ果てた思考も休ませる為に眠りについた。そして・・・ゲーム開始から1日が経過しようとしている。
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