奪われた日常・・・

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次の日の朝・・・案の定というかお約束というか、少年の様に目を輝かせた雄二が俺の席にやってきた。 『ひ~ちゃん!見たか?サバイバルだってよ♪やろーぜ!さぁ是非しよう!』 全く昨日の予想通り・・・一度エンジンのかかった雄二を俺は今も昔も止める手段を持ち合わせてはいない。 『わかったから落ち着けって!昼休みメシ食いながら登録しよーぜ。』 そう言ってその場はなんとか雄二をなだめる事に成功した。 時間は過ぎ昼休み。 チャイムが鳴った途端3秒としない内に雄二が突っ込んで来た。そこまで我慢出来ないかねぇ・・・そう思っていたのだが、少し予想外な事があった。 雄二の後ろに女がいる。 あーっと・・・誰だっけ?たしかウチのクラスの ・・・ 『響、吉田もモバサバやるって。』 そうだ、吉田だ。 下の名前は・・・忘れたが、ウチのクラスでも目立たない女子でおとなしい感じだったよな。 まてよ? 『って事は吉田もモバやってんの?』 そう訪ねてみた。 『うん、でも私は三神君がやってたの知ってるよ?』 控えめな笑顔でそう言った。なんだ?緊張でもしてんのか? 『てか響さぁマジでわからない?』 なんの事だよ?なんか二人で通じあってて気分が悪いぜ。一体なんだってんだ?
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