モバゲーサバイバル

現実、そして始まり。

携帯にコントローラーを差し込みサイトに接続しディスプレイを掛ける。その瞬間頭に痛みに似た痺れが走った。その痛みに驚き目をつむる。そしてゆっくりと目を開くとそこは・・・なんの変わりもない俺の部屋だった。

『なんなんだよ、びっくりさせやがって・・・』

なんて独り言を呟いてみる。
そんな時ふと鏡が目に入った。いつも通りの俺だ。なんの変わりもない。

変わりもない？俺はディスプレイとコントローラーを持っていたはずだ！
なのに今はディスプレイも掛けておらずコントローラーも握ってない。
携帯はズボンのポケットに入ってた。画面を開くと・・・

　　☆　グッドラック　☆

第２章

現実、そして始まり。

状況を整理する。たしかにサイトに接続した。だからこの書き込みはその為だろう、夢かと思い顔を軽く叩く。痛い、夢では無いようだ。
そして足元にハードケースが落ちてある。ベースのハードケースによく似た物。開いてみると・・・だ。なるほど接近も間接も両方ね。これなら可能だ。

つまり認めなければならない。

これは現実【リアル】なのだと。