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登校、授業、部活… そんな生活にもなれてきた   気付けばもうすぐ二年生にあがる   僕の周りも友達でいっぱいになっていた   そんな中の部活で劇をやることになった   七人しかいないわずかな部員に役がふりわけられた   マッチ売り、白雪、シンデレラの三人が同じステージに立つ劇   僕の役は梟 脇役だ…   だが僕にはそんなこと関係なかった   演劇部での初めての舞台 想像するだけで手が汗をかいた   「こんなんで大丈夫だろうか」   そう思うと不安だった   不安を抱いたまま、幕は開きあっという間に幕は閉じた   短い劇だが初めて感じた緊張感   舞台にふり注がれるスポットライト   その全てが肌で感じられた
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