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春の陽気が、ポカポカと心地良い昼下がり…、
突然!
ドタドタと激しい足音が、静かなたたずまいの洋館に響いた。
「正樹~😌」と、大きな呼び声とともに、部屋のドアが乱暴に開けられ、
「ねえねえ正樹❗新しい制服が届いたよ~😃ねえ似合ってる😌⁉」と一人の少女が、両足を肩幅に開いて、スカートの裾を左右に広げ、部屋の入口に立った。
畳みの上で、大きなクッションを枕にして、本を読んでいた少年は、部屋の入口に立った少女を見上げると、
「馬子にも衣装…😌」と、めんどくさそうに答えると、また本を読みはじめた。
少女はムっとした表情を一瞬みせたが…
「よく見てよ~😔」といいながら、その場で回って見せた。
「どう😌⁉[?]」
「どうって😌[?]」
「だ・か・ら~❗似合う😌[?]」
「うん😌、猫のイラストが入ったパンツは似合ってるよ👍」
「違が~うっ❗私の制服姿だよ~😡」と叫びながら少女は、正樹と呼ばれた少年の上に馬乗りになり、少年の頭を両手で押さえ、
「本じゃなくて❗愛衣の制服姿を見れ~😡⚡」と、大声で叫んだ。
愛衣が強引に制服姿を披露していると、部屋の入口に、愛衣とそっくりな容姿の人影が立った。
「愛衣ちゃん、制服のスカートがめくれて、猫さんパンティーが見えてますよ😌」
「あっ舞衣、ちょっと聞いてよ~❗正樹が愛衣の制服姿を見て、『馬子にも衣装』って言うんだよ~😡」
「あらっ[?]だったら私も『馬子にも衣装』ですの😌[?]」
「ううん😌、舞衣ちゃんは似合ってるよ👍」と、正樹がニッコリ微笑んで答えた。
その返事を聞いた愛衣が、
「私と舞衣は、見た目は全く同じなのに😭な・ん・で❗答えかたがそんなに違うの~😡」と、正樹の上に馬乗りになったまま、愛衣が頬っぺたを、
『プゥ~~~😣』と膨らませた。
愛衣と舞衣は、正樹より一つ年上で、森壟家の二女と三女で、一卵性双生児の双子だった。
二人とも、身長・体重・スリーサイズまで全く一緒で、声までもよく似ていて、家族でも時々間違える事がある。
しかも❗…
正樹にとっては、ピンとこない事なのだが、正樹の友達にいわせると、
「愛衣ちゃんも❤舞衣ちゃんも❤可愛いいよな~😌俺もさっ❗あんなネェちゃんが欲しかったな~❗」との事らしい…
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