始まりの夜…

5/46
前へ
/54ページ
次へ
「愛衣と舞衣が、『誰が一番好き[?]』って聞くから、『楓ちゃんが一番好き👍😌』って答えたんだよ❗😃」 「ホントなのマーちゃん[?]😌」 楓は正樹が赤ん坊の頃から、正樹の事を『マーちゃん❤』と呼んでいるのだ。 「うん😌、楓ちゃんが一番大好きだよ❗😌」と正樹が微笑むと、楓の表情が幸せそうに変わり、楓がそっと正樹を抱き寄せた。 知らない他人が見ると、家族の優しい包容に見え、抱きしめてくれる相手が巨乳の楓なら、羨ましくなる光景なのだが…、 これが恐怖の後遺症、第二段の発動した姿だった。 家族の間では『地獄の包容』と呼ばれ、この後遺症の対象者は、正樹だけだった。 何故『地獄の包容』と呼ばれるのか?…、 楓の身長は172㎝、正樹の身長は155㎝、楓が正樹を抱きしめると、正樹の顔が、楓の巨乳の谷間に埋まる事になる、 巨乳好きの男なら、うれしい包容なのだが、楓の巨乳は只の巨乳ではない、Fカップで、普段鍛えている割りには、マシュマロのように柔らかく、乳首はツンと上を向き、張りのある胸だった。 そんな楓の巨乳に抱きしめられると、最初は幸福感に包まれ…、そして気がつくと、鼻も口も楓の巨乳に埋没し、呼吸困難に陥るのだった。 正樹が酸素を求めて頭を振ると、 「アン💓…」と楓が鼻を鳴らす、楓は幸せそうな表情なのだが、正樹は『地獄の包容』から逃れようと必死なのだ。 愛衣と舞衣が慌てて、 「だめ~😖正樹が死んじゃう~❗😖」 「正樹ちゃん😓、少しだけ我慢してね❗😓」と、楓の腕を正樹の頭から離そうとするのだけど、 愛衣と舞衣は、楓が腕を簡単に振るだけで、コロンコロンと転がされてしまう、その間に正樹が僅かなスキをついて、『地獄の包容』から逃れるのである、 正樹が『地獄の包容』から逃れると、楓が残念そうな表情をしながら、 「正樹ちゃんも早く学生服を着てみて❗😞」と、正樹に制服を着せた。 正樹も、愛衣と舞衣の二人と一緒に、高校に進学するのだった。 4月11日生まれの愛衣&舞衣達と、3月31日生まれの正樹とは同学年となるのだった。 正樹が生まれたのが、予定よりも3カ月ほど早く、2050グラムの超未熟児で、母の胎内から出てきた。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加