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正樹の頭は、愛衣と舞衣の胸に、左右から挟まれる格好となっている、
「誰か助けて…😓」と正樹が呟いた。
楓と愛衣&舞衣らが、正樹の争奪戦をしていると、
「腹減った~😒」と、長男の大樹が、寝癖付きのボサボサ頭に黒縁メカネを掛けて、スエットにチャンチャンコを羽織った格好で、自分の部屋から出て来た。
「また正樹を玩具にして遊んでるのか…😌」と、呆れたように呟いた。
「楓ネェ、腹減った~😌」
「大ちゃん、冷蔵庫に焼きうどんがあるから、チンして食べてね❗😌」と言うと、愛衣&舞衣から正樹を奪い取った。
大樹がキッチンから戻ると、茜が来ていた。
茜は、正樹達の幼なじみで、正樹達が通う道場の跡取りでもある、
本名『式森茜(しきもりあかね)』
今年から、正樹達が通う高校の二年生になる、身長も楓と余り変わらず、顔立ちもどこと無く似ている、胸もEカップと巨乳だ…、
それも…そのはず。
正樹の祖父と茜の祖父は兄弟で、正樹達と茜は親戚関係にある。
茜は、正樹にベッタリと寄り添い、ソファーに腰掛けていた。
楓は正樹を茜に奪い取られ、少し残念そうな表情をしながら、キッチンに向かった。
「マー君、来週から学校一緒だね❗💓」
「学年は違うよ😔」
「お昼は一緒に食堂で食べようね❗茜がお弁当を作って来るから❗💓」
「マー君はどこのクラブに入るの[?]弓道部に入らない⁉💓」
「クラブに入る予定はないよ😔」
「学校に行く時には、待ち合わせして一緒に行こうね❗💓」
「家の方向が違うし…😔」
「じゃあ❗校門の前で待ち合わせしようね❗💓」
「校門で待ち合わせったって…😔」
淡泊な返事の正樹に対して、語尾にハートマークが付く勢いの、茜のアプローチ、
「いゃ~ぁ…、『般若の茜』が乙女に見える😱」と大樹、
「シュッ❗」と、ソファーに座った体制から、茜の鋭い蹴りが大樹に跳ぶ、
「誰が般若なの~❗😡大樹こそ二重人格じゃないの~❗このパソヲタク❗学校の女子達が、今の大樹を見たら…😔、大勢のファンが泣くわね~❗😌」と茜、
家での大樹は、服装も髪型も全く気にしていない、
しかし、学校に通学する時の大樹は、
長めの髪を後ろに流し、メガネをコンタクトに変え、詰め襟の学生服が似合う好青年だった。
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