◆◇B◇◆ 始まり

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穴が終わりを迎えると、小綺麗な部屋についた。 兔は遠くにある金色のドアノブに手をかけると、走り去ってしまった。 私も、追いかけるようにドアノブに手をかけた。 『君は大きすぎてこの先にはいかせれない。』 ドアノブにそう言われて渡されたのは、真っ赤な血のように粘った液体。   好奇心が危険より優って、飲んだら、意外と美味しいミント味で、夢中になって飲む内に、気が付いたら、身体が、小さくなっていた。 ドアの鍵穴に身をすべらせて、私はゆっくりと、身をまかせた。
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