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穴が終わりを迎えると、小綺麗な部屋についた。
兔は遠くにある金色のドアノブに手をかけると、走り去ってしまった。
私も、追いかけるようにドアノブに手をかけた。
『君は大きすぎてこの先にはいかせれない。』
ドアノブにそう言われて渡されたのは、真っ赤な血のように粘った液体。
好奇心が危険より優って、飲んだら、意外と美味しいミント味で、夢中になって飲む内に、気が付いたら、身体が、小さくなっていた。
ドアの鍵穴に身をすべらせて、私はゆっくりと、身をまかせた。
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