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私は意気揚々と潤滑油を持って自分の部屋に戻ったわ。優しい叔父に感謝して。
スプレーを紐の根本に吹き付けて、ゆっくりと紐を引いてみたの。
どこかまだ引っ掛かる感はあるけれど、戻ってこなかった紐は定位置に戻ってきて、消せなかった電気も消えたわ。
嬉しくなった私は何回も紐を引いては滑り具合を確かめたっけ。
だって、あんなに頑なに動く事を拒否してた紐が動くんですもの！
もう部屋の入り口の壁にあるスイッチを押しにベッドから起き上がる事をしなくていいなんて！
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