A山にて・・・

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ヘアピンが終わると、またストレートが来る。 実はMR2に乗っている革原は若干焦っていた。 なぜなら岾仲今日来たばかりであり練習なしで革原のMR2に食い付いているのだから、戸惑いつつも、頭を取っているというプレッシャーにやられているのだ。 勿論、岾仲もステアリングを握る手は汗でびっしょりである。岾仲には只、前に出て勝ちたいという気持ちで一杯である。 ストレートのあと、今度は6連のヘアピンが待ち構えている・・・! MR2、そしてRX-8がヘアピンコーナーに突っ込んでいく! 二台がテールトゥノーズでヘアピンを曲がる! 二つ目ヘアピンをMR2が曲がろうとした・・・ そのとき・・・! MR2がさっきよりインにつけなくなった! そう、タイヤの熱ダレが来たのだ。 ヘアピンを曲がるごとにタイヤの限界を感じる革原・・・ しかし、タイヤが限界なのはMR2だけではなく、岾仲のRX-8も四つ目のヘアピンからアンダーが出ていた。 できるだけアンダーステアをおさえようとする 二台はタイヤに不安を感じながらも、バトルの終盤に差し掛かろうとしていた!
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