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「…………暇だ……………そうだ、梓!!竜でも見に行くか♪」
この一日は、ヨーイチさんのこんな一言から始まった。
「ふぇ?竜?」
「いい考えかもしれませんね。
梓様はまだ竜を見たことがないでしょうし。」
「城のことは僕らがいるから心配ないし♪」
「確かに………外の事を知っておくのもよかろう。
運が良ければ契約も出来るやもしれぬしな。」
「???」
僕には意味が全くわからなかった。
しかし話は勝手に進み……
「んじゃ、決定な♪(ニカッ)」
「はっ、はい……。」
ヨーイチさんに笑顔を向けられ、僕は何も言えなくなってしまった………。
―まぁいっか。
確かに竜見たいし♪♪
………でも、『契約』ってなんだろう?
こうして僕は、ヨーイチさんとカズキさんとの3人で出かける事になった。
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