魔王と悪魔

4/16
前へ
/296ページ
次へ
「うわあぁぁ!!!!」 僕を乗せた馬は、一向に止まらず、町中を走り続けていた。 そんなとき 「おいっ!!こっちにとべ!!」 その声に、僕の体は反射的に動いた。 そして ポスッ 馬からとびおりた僕を、その人はしっかりと受け止めてくれた。 「ふぅ…大丈夫かぁ?」 「はい。あっありが…」 僕はお礼をいいながら、その人の顔を見上げた。 するとそこにいたのは……言葉に出来ないほど整った顔をした男の人だった。 ―…かっこいぃ///// 朔夜もかっこよかったけど、この人はなんか違う…//// 僕は顔を少し赤く染めて、しばらくの間その人に見惚れていた。 すると 「…ぃっ!!おいっ!!聞ぃてんのかぁ?」 「っ!!すっすみません////」 彼の声にふと気が付けば、黒っぽい赤紫の瞳が目の前にあり、僕はとても驚いた。 どうやら僕は完全に彼の言葉を無視していたようだ……。 そして彼は僕に思いもよらないことを言った。 .
/296ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2196人が本棚に入れています
本棚に追加