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コンコン
窓の叩く音がした。
チェリは鼻を抑えながら窓の外を見た。
「よ❗」
窓の外にいたのはしっかりしていそうな少年が箒に乗って飛んでいる。
チェリはちょっと恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「リ…リューク……どうしたの?」
リュークがチェリの顔をじーと見つめる。
チェリはますます頬を赤らめる。
リュークがにぃと笑った。
「朝からドジったか?」
「ち、違うモン❗ドジってないモン❗ただベッドから降りようとしたらつまづいて顔から降りちゃっただけだモン‼」
リュークはクスクスと笑った。
「それをドジって言うんだよ」
「あうっ」
自滅しちゃったよ……
リュークはチェリの肩を抱いた。
「まぁ、そこが可愛いんだけどさ」
チェリは顔が真っ赤になった。
「あう~~っ離せぇ~~っ私で遊ぶなぁ~~っ」
チェリはリュークの腕の中で暴れた。
リュークはクスクスとチェリの行動を笑いながら見ている。
その光景を見た母は呆れていた。
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