完全な孤立

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(クロードさんがいなくなった……。じゃあ私はこれから、何を楽しみに生きて行けばいいの!?) 母の目からは、大粒の涙がこぼれ落ちた。 それを見た私は、何かに胸を締め付けられる様な感じがした。 「……ママ」 思わず発した言葉。 その言葉に、母は即座に反応した。 (マリィ……!) 日々の家事で皮がめくれ、洗えぬまま黒く汚れてしまった腕で、母は私を力強く抱き締めた。
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