序章

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一七四〇年。 この頃、世界の四十一ヵ国で、奴隷制度というのが設けられていた。 ヨーロッパの南西に位置する、サンヴィア王国。 この国にも、奴隷制度はあった。 自由は無く、ろくな食料も無い。 ただ、働くしかないのだ。 しかし、そんな人々が決して失わなかった物。 それは、人という生物が生まれた時に、魂と共に授けられた、とても大切な物……。
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