第壱話

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リュウ「………な、何故!?」 やっと事態を呑み込めたリュウが、驚きに声を荒げながら体を乗り出した。 晴明はリュウの態度に全く驚かず、面倒そうな表情で手に持っていた扇子を目線まで挙げ、三人に指す。 晴明「それはお前達の問題だろう。放っておいても全く私に支障は無い。違うか?」 三人「………………」 晴明の言葉に黙る三人。 晴明は三人の反応に薄く笑うと、扇子を杖のように畳につく。 晴明「違わないだろう?ならば、私がお前達に手を貸す道理は無い」
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