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リュウ「ケイタ―――!!!」
少女「ケイタく~~~ん!!」
少年1「お~~~い!!」
日没の時刻。
子ども達はケイタの姿を探した。
何処かから境内にに入ったのかとも思ったが、建物は固く扉で閉じられており、子どもの力ではビクともしない。
リュウ「一人で帰っちまったのか?」
扉から手を外し、境内から下りた。
少女「ケイタくんは勝手に帰るような人じゃないでしょ!?」
リュウ「そりゃそうだけどさ………これだけ探していないなんて、おかしくないか?」
少年「おかしい……………?」
リュウ「ん?何だ、セツヤ?」
リュウが発した言葉に疑問を抱いたセツヤは、腕を組み、何かを考え始めた。
リュウ・少女「………………?」
その光景を、二人は黙って見守る。
セツヤ「おかしい………………そうだ。おかしいんだよ!」
少女「!?」
リュウ「は?何がだよ!?」
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