八章、学園調査

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「………………えっ……と、ミキア、です」     ミキアはとある学校の教室の中にいた     少し緊張気味に自己紹介をしている     内心、なんでこんな事しなくちゃいけないのかと悪態をつきながらも、ミキアはちゃんと自己紹介をした     「それじゃあ、あっちの席に座ってもらおうかな?」     教師の男に言われて、ミキアは席についた     席について、ミキアは軽く息を吐くと、隣の席の女子が話し掛けて来た     「どこから来たの?」     どこから、と言われても正直困る     仕方ないから、わずかに考えてからミキアは言った     「あっちから」     ミキアは今泊まっているホテルがある所を指差した     「あはは、ミキアさんって面白いですねぇ~」     ミキアは少しムッ、とした   悪い目付きが、少し悪くなった。
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