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「てかさぁ、長凰………お腹大丈夫?あの………えっと、カルマだっけ?に結構やられたみたいだし」
心配そうなシティの顔を見つめながら、心配するなという様子で長凰は笑う
「大丈夫だって、もう傷も塞がったからな死にゃあしねぇって」
「…………ん~そんならいいや、あんまり無理しないでね?」
「解ってる解ってる」
シティの足が止まり、あわせて長凰も立ち止まった
「ここか?」
「うん、ここだよ」
シティが軽くノックしてから扉を開いた
基本的に綺麗な部屋だった
一応ベッドがあるが、使われた形跡はほとんど無い
部屋のややはじっこ、丸くなって寝ている青狼と、それに包まれるように眠る小虎を発見
静かな寝息をたてている
「…………朝か?」
青狼はゆったりとしたペースで長凰とシティを見る
「ああ、時間の設定てきには朝だな」
そう言われて、青狼は鼻先で小虎を動かすと、小虎の瞳がゆっくりと開いた。
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