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「ちなみに、似たような奴にスワロウってのがいるよ、こいつには会った事ある」
「ほう?」
「渡り鳥スワロウ、常に目が虚ろで何考えてるのか解らない奴、まぁこいつは殺しじゃなくてボディーガードとしての仕事をよくやるね、変な奴だよ、ちなみに女だ」
スワロウ、その名を月明は頭に刻みこむ
こういう裏社会の者達の情報には、あまり興味をしめした事無かったなと月明は思う
「他に、何か面白い殺し屋とか、いますか?」
雨流衣はコーヒーをもう一杯頼み、考え込む
「………通称、ファントムってのもいるね、街中とか人通りの多い所を歩いてるといつの間にかナイフが胸に突き刺さってるんだ」
「ほう?」
「他は、毒殺専門だったり、自殺させたり、車道とか電車待ちの時に背中を押してひかせたりとか、ああ、火を使った奴もいたか、イフリートって呼ばれてる…………まぁ、数えてもキリがないね」
「成程」
月明は紅茶をすすって微笑んだ
「実に興味深い話しですね、今後の参考にさせてもらいますよ」
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