七章、とある晴天の日に

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買い物をすませたミキアは、次は何か食べたいなと思った     先程の店には、それほど珍しい食べ物は無かった     やっぱりそういう専門の店が良いだろう     ミキアの星にも、レストランくらいはあった     「どんな食べ物があるかしら?」     期待を胸に膨らませて、ミキアはあたりを見渡し外見の良い店に向かって歩いて行った                                 「ほぉ………すげぇな」   車道を走る自動車を見ながら、刹那は呟く     「ああ、自動車というらしい………まぁ、俺達の乗っている宇宙船みたいな物なのかもしれない」     水鏡の説明に、刹那は成程なと呟く     「そういや、メルトさんの所属している組織について何か調べるとことかねぇかな?長凰か月明に聞いときゃ良かったぜ」     少し不機嫌そうな刹那を見て、水鏡は微笑みを浮かべる     そしてあたりを見回して、水鏡は重大な事に気付いた     「小虎、いつのまに…………」     先程まで足下にいた小虎が、こつぜんと姿を消していた………………。
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