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「うっ..寒いなぁ..やっぱ上にもう一枚着てきたらよかった」と思いながらバスが来るのを待っていた。
高校を卒業し、1年経ってから仕事が決まった。仕事先はバスで30分。駅前のコンタクトレンズのお店だ。
毎朝のバス待ち時間には人観察をするのがおもしろく、日課になっていた。
と、ふと視線を感じたので目をやると、同じ年ぐらいの女の子が見ていた。私はすぐ目をそらし、メールするフリをした。と、また視線を感じたので見ると、その子だった。突然、話しかけてきた。
「もしかして、まりじゃない?」
えっ!?どうして私を知ってるんだろ....
「覚えてない?のぞみだよ!田中のぞみ!」
のぞみ?田中?....
「あ~!!のぞみ~!!!」
のぞみ「思い出してくれた?それにしても久しぶりだね~」
のぞみは、中学校の時の一年だけ同じクラスだった。
「ほんとだね~中1の時からだから、かなりになるよね~懐かしいな~」
のぞみ「まり、もしよかったらさ、アドレス教えてよ。今度ゆっくり合って語ろうよっ」
「うん。ぜひぜひ。」
私とのぞみは、お互いアドレスを交換した。
私は、久しぶりに再開したのぞみに会えた事がうれしくて仕方なかった。
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