真実の歴史

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 昔々のことだ。 世界中の国々で、魔族が出没するという恐ろしい時代があったという。 魔王(サタン)と神(ゴッド)の間で激しい戦いが繰り広げられた時代でもあった。 土地は荒れ、各地で疫病が流行り、闇は多くの命を奪っていった。 人々の悲しみや苦しみがサタンの力を増幅させ、その力はもやはゴッドの力をもしのぐほどまで達したという。      この絶望的な危機を救った1人の若き勇者が居る。 名を、ジョセフ・フォーシル・キリス。 キリス国第15代目国王である。 11歳という若さで王座に就き、16の歳、自ら魔界へと足を踏み入れ、神々の力を借りてサタンを討ち滅ぼし、世界を再び幸福へと導いたという。    と、ここまではあくまで歴史上の話である。だとしたら、真実はいかに・・・・。 サタンに対抗すべく、天界の神官達は、「マスター妖精(フェアリー)」という7人の存在を頼ることにした。 マスター妖精とは、ゴッドから授かった不思議な力を持ち、世界を再び幸福へといざなうと伝えられる者達である。         さあ、真実の歴史を。 まずはこの地から全ては動きだす・・・-。
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