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友達によく言われる。
「未夢はいいなあ。いっつも鏡見てるっしょ。よっ程自信あるから見れるんだよぉ」
(…違うょ。その逆。自信ないから鏡離せないんだよ)
まだ入学して間もないわたし。 友達を作るより先に彼氏を作ってしまった
あれは中学3年生。受験シーズン。 その頃、不良グループとつるんでいて受験の面接前だというのに、万引きで捕まってしまった。
幸い警察沙汰にはならなくて済んだが、先生達に呼び出され説得された
「未夢はそんな子じゃないはず。どうしてしまったんだ。お前の将来を思っての事だ。お母さんも泣いていたょ。まず金髪を黒にしなさい。あと、なんだそのピンクの爪は。すぐに落としなさい。 あの子達とはもう今後一切関わるな」
正直、将来なんてどうでもよかった。
ただつねに行われる父親の暴力が怖かった
それに子ギャル全盛期！
高校の制服にかなりの憧れがあった
その日から態度を改めた
そして商業高校を受験する事になった
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