第二章(深緑)

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*其の三* 「花屋」 触れると気持ちが分かる だけど 人には触れても 分からない 子ども達は心を洗ってくれる 外に出て歩く 緑の道には優しさが 溢れてる 土も水も全て 自然から生まれたもの達は 愛を育んでくれる 少し歩いて 街角に出ると 冷たいアスファルト 冷たい 冷たい 触れれば 触れるほどに 心に突き刺さってくる この中に入ると 気付かないのかもしれない 人々は こんな棘を抱えて 生きていかなくてはいけない 嗚呼、悲しい 此処は何処ですか?
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