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「あれ…遠野くん、お昼ご飯って購買のパンなんだ?」
私の横でやきそばパンを食べてるこの人が、ある出来事がキッカケで好きになってしまった遠野くん。
「あ、うん、そうだよ。」
その遠野くんの隣りから、同じパンを頬張る男が割って入る。
「そうなんだよ~こいつあの遠野家のぼっちゃんなんだから、もっといいもん食えばいいのにな。」
彼は友達の…以下略。だって遠野くん以外どうでもい…―。
「別に…パンの方が気楽だし、なんか学生って気がしない?」
そう言って少しはにかんで、眼鏡のズレを直す遠野くんを見て、私の中で何かがキタコレーっ
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