15歳だった私へ

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15歳だった私へ あなたから手紙が届き、自分で書いたのに驚きました。 ふと思い出せば、あんなことがあった、こんなことがあった…。 次第にあなたがいた時代が懐かしく思いました。 辛い時は本当に辛く、楽しい時はいっぱい笑った。 あれから私は高校を卒業して、今は将来の夢を叶えるため、専門学校に通っています。 夢を叶えるため。 それは、奈落の底に落とされたように暗く、冷たいです。 だけど、たとえ辛くても、決して諦めず、毎日学校に通っています。 大人になっていくうちに、様々な人たちと出逢い、別れます。 しかし、『永遠の別れ』ではなく、『また何処かで巡り会える』こと。 人は、1度出逢うと必ず別れが来ると言うけど、 その別れから時間をかけて再会を果たすものです。 今の出逢いを大切にして下さい。 そして、何事にも諦めず、夢を追い続けて下さい。 たとえ暗闇の中にいても、いずれ光があなたを照らしてくれます。 私はもうすぐ学校を卒業します。 就職も決まりました。 周りの人、友達、家族の支えがあったからここまで来れた。 そのありがたみを持って、自分の家を巣立ちます。 感謝の気持ちを忘れないで下さい。 素敵な手紙を  ありがとう 20歳の私より  
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