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予定
――――――
翌日
あれから２人ではしゃいだ後
春香に御礼を言い、電車に乗って自宅へ帰った
今日も日課のベッドフォンの音楽に耳を傾け
通勤ラッシュのバスへ乗り込む
オヤジの悪臭にも慣れたもんだ
そして相変わらず目線は携帯。
暇さえ有れば常にいじっている
『ストラップ変えようかな‥』
前回ツアーで買ったストラップもボロボロ
それを指で掬い上げ、いじっている内に
バスは学校前へ到着
定期を見せ、軽く運転手に頭を下げれば足早にバスを降りる
「まこーっ!おーはよっ!」
声を掛けられ、後ろを振り返る
背が自分よりも小さい
黒髪ボブに軽くパーマがかけられる
パッチリ二重の大きい目
パッと見小動物。(酷い)
同じクラスの優だ。
学校へ向かう足を止めると、パタパタとこちらへ走って来た
「優、今日は早いんだね？」
「ちょっとね～っ。今日は車で送って貰ったんだぁ」
成る程ね
遅刻常習犯の優がこの時間に居るのも納得
誰にでもニコニコと接し、人懐っこい優は
男子にも良くモテる
「良いな～、アタシも車で来たいわ。
つか学校も今日で終わりだね」
「あっそうだね～!明日から夏休みだっ!!」
みんなと会えなくなるの寂しいなぁ‥
と呟く優に、そうだねっと頷く
２人はそのまま教室へ向かった
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