憧れ

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―――――― 数分後。 バスは学校前へ到着 「‥それで最近どうなのさ?彼女と」 「ん~‥まぁ‥‥微妙」 「微妙か、そればっかりだな」 笑いながら学校へと歩く 最近恋人との関係は悪化を辿っていた 嫌いになった訳じゃない ただお互いの価値観が合わなくなってきたのだった 正直笑えない。 「じゃ、また後でな~」 ヒラヒラと手を振る春香に自分も手を振って、自分のクラスへと向かった クラスの友達へおはよーと挨拶を交わし、ドサッと机へ鞄を置く 椅子へ深く腰掛けると、再び携帯を開いた 【新着メール 1件】 その文章につい顔が綻ぶ。 真が喜ぶ理由はもう一つ。 メールの相手は真が前から通っていたサイトの管理人 Rは真の憧れの人  
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