◇Fellow Feeling◇仲間意識

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家から徒歩20分で駅。そこから、電車で10分。降りてまた徒歩5分が僕の通う学校までの道のり。 私立林原学園中等部を首席で入学した。 自分の力だけで入ったのではない。 小学高高学年より通う塾のお陰だったりする。 気がつけば、目の前に学園。 今日も今日で頑張ろう。 「藤原くん、おはよう」 「おはよう」 毎朝決まって、女子に挨拶される。 なんだか面倒だけど、いつもされるせいなのか習慣になっている。 笑顔で接すれば、女子は喜ぶ。 なぜか知らないけど、喜ぶ。 僕の本当を知らない馬鹿な女子生徒。 学校での生活は普通だ。 体育と集会は嫌いだ。 学校の授業が全て終わった。 「藤原くん。またね~」 朝と同じく、女子に挨拶される。 帰りもすっかり習慣になっている。 だから、僕も挨拶をする。 「さよなら」 アイツがいなくなってから、挨拶や言葉を交わすことが億劫になった。 出来たら、最低限の人にしか会いたくない。 なんだか、暗い性格になったな……。   .
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