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―香穂 side―
お兄ちゃんが家におしかけて、
潤がお兄ちゃんを帰してから何もない。
お兄ちゃんから連絡もない。
あの事件から三ヶ月が経とうとしている。
ごく平凡な毎日。
潤といつも一緒にいて、潤と幸せな毎日……
でもね?
あの時程、お兄ちゃんの悲しい顔見たことなかったし、
あの時からお兄ちゃんのこと気になってしょうがなかった。
「あー香穂、腹減ったー…そうだ!何か食べ行く?」
「……久々に何か食べに行こうか!」
「マジ?つか、久々のデートじゃん?」
「だね」
そう言って食事に向かう準備をした。
「香穂、何食べたい?」
「ん……何でもいいよ?」
「何でも?……んー、じゃあ俺、おもいっきり肉食べたいから焼肉!!」
この会話……
昔、お兄ちゃんとこんな似たようなこと……
あったよね?
「あ……」
「反対意見ナシってことで!決定!よし、行くぞ?」
懐かしいな……
お兄ちゃん元気かな……?
二人で焼肉屋へ向かった。
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