第8章

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店に入った瞬間、 「おめでとうございます」 「「は?」」 「当店3周年記念で本日333人目のお客様にプレゼントを差し上げてます。これ記念品です」 あ…… コレに似たことも…… お兄ちゃんとご飯食べに行った時、 あったよね。 何で今日はこんなにお兄ちゃんと 仲良かった時のことと同じことが起こるの? 何かの前触れ? 「あ……ありがとうございます。それより、個室開いてます?」 「開いてますよ」 「個室がいいんですけど……」 「かしこまりました」 そういって潤と入る。 「すいません、お隣り騒がしいかもしれませんが……それでもよろしいですか?」 「あー別にいいよ?何?焼肉食べながら飲み会か何かしてんの?」 「そうなんですよね」 「ふーん……そうなんだ」 そう言って、店員はいなくなった。
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