あたしの中のあたし

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    あたしの中のママなあたし   最初に離婚協議をしたとき、 あたしは子供たちを引き取るのを拒否した   それはあたし一人で子供たちを養おうと考えたら到底むりだとわかっていたから。 普通に生活するだけでも朝から晩まで働いてやっとでって考えていた。   自分が作った(と言われている)借金も抱えては無理。 しかも二人のうち一人は障害を抱えてる。   今の段階では自分自身働くことなんて不可能なんじゃないか。 これじゃ旦那に死ねって言われてるのと変わらない。   それでもあたしは子供たちと離れて暮らす生活はできなかった。   どちらの子供もあたしにとっては大切な宝物だし どちらも欠けた生活は想像できなかったから。     今あたしの傍には子供たちがにぎやかに遊んでいる。 あたしは今の生活を選んだ事に後悔はない
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