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……ジリ「バキッ」
心地良い朝日の光が窓から差し込んでくる爽やかな朝
目覚ましが鳴ったので俺は光の速さでぶっ壊した…否、止めた
これで高校生になってから壊した目覚ましは十個を越えた
ヤッタネ
これで二桁だ
ごめん、冗談
とにかく俺は昨日の出来事のせいで一睡も出来なかったとだけ言っておこう
恐らく今の俺の目にはクマが出来ているだろうな
そう思いながらもとてつもなく重い体を起こして部屋にある等身大鏡を除き込む
ああ、やっぱクマになってる
鏡に写った俺の顔の目の下には三日月型の若干黒いくぼみが出来ていた
夜のうちは全く眠くなかったのになんで朝になると眠くなるんだろう
俺は目覚まし時計を……正確には壊れた目覚まし時計を恨めしそうに見ながら思った
しかし時間が戻ってくるはずはない……
「仕方ない、学校行く準備をするか…」
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