異世界への招待状

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「そういえば今日新しい漫画の発売日だ。買いに行くか。」 学校の帰り道で、いつも読んでいる漫画の最新巻の発売日が今日だった事を思い出し、方向を変えて本屋に向かった。 しばらく歩いていると目的地である本屋に到着。 目当ての本を購入。さっさと帰ろうと思い、店を出て帰路につくが、道中あることに気付いた。 「人がいない?」 気付いた時には、周りから人が消えていた。 とはいえ、その道は普段からあまり人が通らない。 全くいないというのは珍しいが、こんな事もあるだろうと思い華麗にスルーした。 すると突然激しい突風が吹き荒れた。 まだ残っていた桜の花びらが一斉に散り、目も開けている事が出来ないくらいだ。 正直体に砂みたいなのが当たって痛い。 しばらくすると突風が止んだので俺は目を開けて状況を確認する。 するとすぐ目の前に一枚の紙切れが落ちていた。 なんだろう、これは…… 少し気になったのでその紙切れのある場所まで行き、拾い上げた。 「これは……福引券か。」 風で飛ばされたんだろうか? そう考えていると、とても近いところから突然声が聞こえた。 「福引きするかい?」
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