異世界への招待状

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カランカラン 「一等賞~大当り~!」 ベルを鳴らしながらおっさんが叫ぶ。 しかしうさん臭い感じがどうも否めないのであまり嬉しくはなかった。 「景品は何ですか?」 俺が無愛想にそう聞くとおっさんはどこからか小さなパッケージを取り出してきた。 「これだよ」 「…これは?」 「ゲームだよ、世界にあまり出回ってない貴重な物なんだ」 おっさんはうさん臭さを明らかにかもし出している。 しかし貰えるものは貰っておく主義なのでとりあえず、その何も書かれていない質素なパッケージを受け取った。 「これ面白いんですか?」 「それは君次第」 恐る恐る質問するもそう言われ、俺は受け取ったゲームをまじまじと見つめた。
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