ナミの父親

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「え?」 「ちょっとお父さん。そんな言い方ないじゃない。」 ナミが反発した。 「お父さんは何も知らないからそんな事が言えるのよ。」 「じゃあ聞くが、彼はお前を守ってくれたことはあったのか?」 「あるわ。私の学校が、犯行グループに襲撃されたとき、彼は隣の学校から、犯行グループを退治しに来てくれたのよ。」 「そんなヒーローごっこじみたこと………、だから、この人は荒々しいと言ってるんだ。」 「お父さん!」 「やめろナミ。」 俺は手で制した。 「帰れと言われたなら、俺は帰る。」
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