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翌日
バレンタインデーの今日は、女子の騒ぐ声で学校中がバレンタインムードだった。
俺が用足しにトイレに向かう途中、あのゴロウと遭遇してしまった。
「おい!ヤマト!」
ちっ。ボコされるのはごめんだぜ。
「なんだよ。」
「てめぇ、校長のあの命令、水に流してもらったらしいな!?」
「ああ。」
「てことは俺もナミに近づいていいって事だよな!?」
「いや、あの事件の引き金になったのはゴロウだから、お前だけはナミには近づく事はできない。これは校長の命令だ。」
「なにィ?」
ゴロウは俺に掴みかかった。
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