0.5W機

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何か声がおたんこなすしてる。まるで、電話で会話をしている母親のようである。…「あれれ…、声がワンオクターブ高いじゃないか…ゴホっゴホ」胸の中で独り言。それとなく通じたらしい。?「どうもっ!お初かな?ニックは何て言うの?」返事が返ってきた。…「ィヤッホィー」うれしさと感激とが交じりあい、何とも言い表わしようのない、気持ちになっていった。と同時に、…「ニックって何だ?食いもんか?」悩んでいると、?「私は聖子、松田聖子のファンだから…」…「なるほど、そういうことか」でも、すぐにはニックネームなんて思いつかない。…「んーっ、なんかねぇかなー」ヒントを探す。目の前の雑誌に眼をやると、マンモスという活字が飛び込んできた。…「これでいいや」…「エッヘン!えーと、ニックは…モンスター茨城のモンスターだよ」今度はちゃんと言えた。?「じゃーモンスターさんだね、よろしくね。色んなお話したいね」…「あっ!はいよーじゃー聖子ちゃんだね、よろしく」またまた…「やったー」と、なにげに目の前の雑誌に眼をやると(マンモス)それも赤い字で「やばっ!モンスターじゃないよー。でも、結果往来じゃんっ」
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